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森昌子が約1000万円の艶やかな花魁姿で新曲「花魁」披露
おいらん道中とコラボ。4月16日発売
 今年7月でデビュー43年目を迎える演歌歌手・森昌子(55)が、今月16日にキングレコードからニュー・シングル「花魁」(詞・阿木燿子、曲・宇崎竜童)を発売するのに先がけて12日、東京・浅草の一葉桜小松橋通りの特設野外ステージで新曲発表イベントを開いた。
 この日は、タイトルにちなんで「花魁」の呼称発祥の地「吉原」で開催された「第12回一葉桜まつり」に初参加し、その目玉である「おいらん道中」=江戸時代の道中を忠実に再現=とコラボして新曲を披露することになったもの。
 大勢のファンや観光客らが詰めかける中、約1000万円もする豪華絢爛衣装で特設ステージに登 場した彼女は「皆さま、こんにちは。昌子太夫でありんす。本日はお忙しい中、わちきのためによう こそおいでくださり、とってもうれしいでありんす」とあいさつし、新曲を熱唱。
 その中で、「今日はとてもお天気がいいですし、(この浅草は)私の歌の『花魁』にぴったりの情緒あふれる町で歌わせていただいて、うれしいでありんす。この曲は、一口に言いますと『ロック演歌』です。これは、あちきが3年ほど前からずっと花魁を演じられたらいいなと思っていました。この曲で、新しい森昌子を見ていただきたいでありんす。この曲を初めて聴いたときは、鳥肌が立ちました。思い通りの歌詞、そしてメロディー、乗りやすい歌でありんすので、どうか皆さまも覚えて、カラオケなんかで歌っていただけたらうれしいでありんすよ。歌いますと、これが一段といいでありんすよ。ぜひ皆さまもあちきの真似をして、振りなども入れて歌っていただけたらうれしいでありんすよ」と郭詞(くるわことば)で話していた。
 その後、昌子太夫が吉原伝統の外八文字を披露しながら再登場すると、その艶やかな花魁姿に再び 大勢の観客を釘付けにしていた。
 花魁姿になって「うれしいでありんす。こういう姿に一度なってみたかったですからね。今日着た ものは軽いですが、CDやプロモーションビデオで着たものは10㌔ぐらいありましたからとても重 たくて、立っているのがやっとでした」と満足そうな笑顔を見せながら「以前から宇崎ワールドに興 味がありましたので、いま自分が歌いたい歌が歌えて本当に幸せでありんすね」と
 今後は、この吉原を皮切りに、全国各地で開催されるおいらん道中イベントに参加していきたいと しており、「これが、おいらん道中のテーマソングになったらいいかなと思っているんでありんすよ」。
 宇崎竜童・阿木燿子夫妻のゴールデンコンビとタッグを組むのは今回の新曲が初めてで、せつない 女心をうたった決め台詞入りの歌詞、宇崎ならではのロックテイストを生かした斬新なメロディー、 森のベテランらしい艶と味のある歌唱が三位一体となってつくり出した新感覚の刹那的劇画歌謡だ。     (了)
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