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山県市北部地域活性化コンサート
三山ひろし 大林幸二 ひなたみな ぼくまろ が紡ぐ
歌舞繚乱 日本の心 愛と絆
演歌あり、昭和歌謡あり
2014年1月11日(土) 山県市文化の里 花咲きホール
主催:山県市楽縁の会
後援:山県市、山県市教育委員会、山県市社会福祉協議会
司会:ぼくまろ
 「歌舞繚乱 日本の心 愛と絆」が1月11日に岐阜県山県市文化の里 花咲きホールで盛大に開催された。
 緞帳が上がると、左から大林幸二が正面、ぼくまろ、ひなたみな、三山ひろしが後ろ姿で現れ、それぞれ一人ひとりが浪曲調の語りで自己紹介。紅一点ひなたみなのずっこけ「女の子」発言も面白かったけど、三山ひろしの出番になると、一段と大きな拍手が起こり、人気の高さがもの語れた。
 いったん舞台が暗くなり、明るくなると、ぼくまろが舞台に立っていて、綾小路きみまろそっくりショーとなり会場を大いににぎわせ大爆笑。ぼくまろは司会も務め、 「歌謡浪曲の世界にご案内しましょう。大きな拍手でお迎え下さい。」と告げると、ライトアップで浮かび上がった直立不動の三山ひろしが、「元禄15年 赤穂浪士の一人赤垣源蔵は・・・」と唱え始めた。そして三波春夫の「元禄花の兄弟 赤垣源蔵」を全開モードで大熱唱。続いて「瞼の母」を熱唱すると、大林幸二が現れ浪曲を語り、チャンバラ劇が始まる。三山ひろしが「僕もやらさせて下さい」と割って中に入ると、あっさり切られてしまった。ヒーローの三山ひろしが切られるなんて意外な展開。でも直ぐに甦り、「1月8日に『歌い継ぐ!昭和の流行歌Ⅴ』 が発売!絶好調です。とCDの宣伝。
 次に「中高年の皆様!」とぼくまろが威勢良く登場。忠臣蔵物語を語り始めて、大林幸二が重低音の響きのある勇ましい歌声で三波春夫の「俵星玄蕃」を大熱唱。三波春夫に引けを取らない歌唱力と振り付けは観客を大いに魅了した。
 長編歌謡浪曲が終わると、いよいよひなたみなの登場。まずは心弾む「通り雨です」から。「皆様改めまして。こんにちは。今日は寒い中、繚乱を楽しんでいただいていますが、いかがでしょうか。」とお客様に問いかけると、拍手喝采。次に地元ファンに愛されているデビュー曲「長良川鵜飼舟」を熱唱披露。
 次に大林幸二が遠藤実特集と称して「男の人生」、「昭和流れうた」、「雪椿」を熱唱。
 そして待ってました! 三山ひろしの登場。デビュー曲「人恋酒場」をハツラツとした笑顔で熱唱。この歌は何度聴いても飽きないステキな歌。酒場のフレーズの伸びのある声がさわやかでしびれる。2曲目はファンから頂いた花束を持って、「ダンチョネ港町」を熱唱。
 「改めて三山ひろしでございます。~心に響く温もりの声~ “ビタミンボイス”と昨年度いただきまして頑張っております。6月になりますとちょうどデビューして5年で6年目に入ります。皆様のお陰で大きな思い出を作ることができ、本当にありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。そして日本作曲家協会奨励賞「女に生まれて」を熱唱披露。
 次に昭和の名曲を三山ひろしと大林幸二がお客様と一緒に歌唱。「旅姿三人男」、「あの娘たずねて」、「おさらば東京」を舞台で、「高校三年生」、「山の吊橋」、「星影のワルツ」、「東京五輪音頭」、「まつり」を、舞台から降りて、会場を回りながらを熱唱。お客様は身近に三山と大林に触れて大歓喜。最後は、舞台に上がって、「青い山脈」をお客様と大合唱。
 いよいよ終盤は、出演者が今、一番頑張っている歌のお披露目コーナーで、ひなたみなが「Night&Day」と「星空物語」を、大林幸二が「風花」を、そして三山ひろしが「望郷列車」、「男のうそ」を熱唱。
 ショーはあっという間に終わり、客席から「まだ終わっちゃ嫌だ!嫌だ!」と名残惜しむ声が漏れた。
 最後に出演者一人ひとりが改めて挨拶し、美空ひばりの「川の流れのように」を全員で大合唱して感動の幕を閉じた。
 地元のお客様は「とても良かった」と口々に話し、山県市北部地域活性化につながる楽しい実りあるコンサートだった。
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