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真木柚布子が25周年記念特別公演。演歌ミュージカル「北の浜唄」で一人芝居熱演。歌は全25
曲熱唱
今年でデビュー25周年を迎え、新曲「北の浜唄」(詞・下地亜記子、曲・弦哲也、発売・キング
レコード)が好調の演歌歌手・真木柚布子(56)が6日、東京・新橋のヤクルトホールで25周年
記念特別公演を開いた。
一人芝居と歌謡ショーの2部構成で、第1部は、一人芝居「北の浜唄」(脚本・演出=横澤丈二)、第2部は「歌謡ショー」と題して6,7日の両日(全2回公演)上演。デビュー当時から「コンサートでは、歌と踊りとお芝居の『演歌ミュージカル』を確立したい」として、芝居を盛り込んだコンサートを行ってきた彼女だが、今回は、新曲と同じタイトルの芝居で、青森県三厩村で小さな居酒屋を営む女性の人生を描いたわらいあり、涙ありの感動物語を演じる。
「小さいころから母親との確執を背負いながら波瀾万丈の人生を過ごしてきた女性が、一人たどり着いた青森県三厩村で小さな居酒屋『美唄』を営み、そこで明るいけど心につらい過去を抱えながら過ごしているが、その店の女将が、お客さんによって悩み、苦しみが晴れていくという最後は明るく気持ちよく終わらせていただくという笑いと涙と感動のお芝居です。笑いの部分では、(共演する)作曲家・宮下健治先生との2人のやりとりで笑わせていただき、ほとんどアドリブで演じさせてい
ただきますので、本番ではどうなるかわかりませんが、約50分間、最後まで楽しんでいただき
たいですね」
約500席の会場は、デビュー当時からの熱烈なファンで満席の中、第1部は一人芝居で熱演。流し役の宮下健治さんとのコミカルなやりとりも交えながら田舎の居酒屋を舞台に一人芝居を熱演。
続く第2部のショーでは、これまで出したシングルは、デュエットも含めると49作ありまして、カップリング曲も入れると100曲ぐらいありますので選曲が大変でしたが、デビュー曲の『いのち花』を除いては、キングレコードに移籍した後に発売したシングル曲を中心に選ばせていただきました」として選曲。
そのデビュー曲「いのち花」をはじめ、「紫のマンボ」「ふられ上手」「下北半島」「高瀬川」
「さくら月夜」「夢追い舟唄」「黄昏のルンバ」「大阪マンボ」、それに新曲「北の浜唄」など、メドレーを含めて全25曲を熱唱。
また、「舞踊団 正藤」をバックに踊りながら歌ったり、津軽三味線の名手・澤田勝春との三味線競演にも挑戦しながら最後まで華やかで楽しいショーを繰り広げた。
25周年を振り返り、「25年もの間、本当にたくさんの方に支えていただいてこの日を迎えることができ、感謝の気持ちでいっぱいです。25年前、もし60歳のときから私を応援してくださっているとすると、いま85歳になっているわけですから、それは大変なことだなと思います。
頑張ってきたというより、皆さんが私を頑張らせてくださった25年だったんだなと、改めて実
感しています」と感激していた。 (了)◆ サンニュース/平成25年11月6日配信