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50年の集大成ステージで23曲熱唱
 昭和39年6月20日に「母恋三味線」でキングレコードからデビューして今年で50周年を迎え、同記念シングル「いのちの海峡」(発売・キングレコード)がオリコン演歌・歌謡曲チャート初登場1位を記録して好セールス中の演歌歌手・大月みやこ(67)が29日昼夜2回、東京・渋谷区の渋谷公会堂で50周年記念コンサートを開いた。
 約2000席の会場は、昼夜ともに満席の中、「本日のこのステージに、うれしいやら恥ずかしいやらの50という大きな冠をつけていただきました。デビューしていつの間にやら50という年月を通過することになりました。今日は、うれしい、うれしい50という数字を感じながら皆さまとご一緒できることがとても幸せです。いろんなことがあったような気がしますが、どの1年をとりましても大月みやこ、とっても幸せでした。それにも増して今日が一番幸せでございます」と笑顔であいさつ。
 日本レコード大賞受賞曲「白い海峡」でオープニングの幕を開け、歩み続けている大月の最近の歌から「心ひとすじ」「女のかがり火」、デビュー時代の歌から「ひなげし小唄」「大阪夜霧」、斉藤功のギター、上柴はじめのピアノ伴奏で故・三橋美智也さんの「おんな船頭唄」、故・美空ひばりさんの「哀愁波止場」、華麗な日本舞踊の踊りをバックに「女の舞」「乱れ花」、手話を交えながら「夢日記」、大ヒット曲から「女の港」「女の駅」、それに新曲「いのちの海峡」など全23曲を熱唱。
 途中、フリーアナウンサー・徳光和夫さんと音楽評論家&作詞家・湯川れい子さん、それに会場 のファンたちのお祝いメッセージを紹介。
 50年の集大成ステージで最後まで満員の客席を楽しませ、「今回は、50という数字を感じながらデビューのあのころからの歌もこのステージでお聴きいただくことができました。あのころの写真も見ていただけて、まあ、そんなに変わっていないかなと自分では思っていますが(笑い)。いや、やはり随分年をとったような気がいたします。でも、変わらず今日もこんなに聴いてくださったあなたに、あなたに感謝の思いでいっぱいです」と感激していた。
 公演後、彼女は「いまやっていることを一生懸命やっていればきっといいことが近づいてきてくれ ると信じています。いままでもすごくいいことに出合ってきたので、この後も、その大きなことが何であるかはわかりませんが、きっといいことがある…すてきな歌を感じてもらえるように届けたらきっといいことがあると信じて前向きに頑張っていきたい」と話していた。
 来年4月5日から同30日まで大阪・新歌舞伎座で舞台公演=芝居は「吉野まほろば物語〜花盛り 四人姉妹〜」、歌謡ショーは「グランドフィナーレ 四人姉妹が熱唱!!」=を上演。後輩の演歌歌手、 香西かおり、神野美伽、田川寿美と共演する。(了)
 ◆ サンニュース/平成25年10月29日配信
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