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角川 博 新曲「雨の函館」発売キャンペーンが10月4日、鈴鹿ハンターで盛大に開催された。
角川博は圧倒的な人気で開演30分前には1階も2階も3階も一杯の観客で埋め尽くされた。
角川 博が、温かい拍手で迎えられてステージに上がると、右側、左側、真ん中にいる観客にそれぞれ一礼して、2階、3階のお客様には見上げて明るい笑顔で手を振って、新曲「雨の函館」を歌い始めた。第一声の「雨の・・・」から始まった歌声は仰天だった。さすがNHK歌謡コンサートに何度も出演している歌手は何かが違う。マイクを口もとから腰近くまで離したり、近づけたりと、まるで歌が自分の体のごとく自在に操られているような軽やかで大胆な歌いっぷりに心底惹かれた。
「あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。今日はにぎやかにやりません。静かにやります。」と、奇想天外な語り口が大変面白くて会場は大爆笑。駄洒落も面白い。「短い時間ではございますが、どうぞ声援、ご声援(五千円?)、そして一万円のほどよろしく」と。「え!」とびっくりするようなことも。
「キャンペーンはCDを買っていただくのが目的です。歌を聴いてもらうのが目的じゃないんです。」と言った直後に「それはうそです。」とひっくり返る。実に面白い。
今度の新曲「雨の函館」は、初めての3連符リズムの歌と教えてくれた。不安な気持ちとワクワク感といろいろな気持ちで歌唱しているとのことで、「3連符リズム、角川 博、いかがでしたでしょうか。」と会場に呼びかけると、拍手大喝采。
角川 博の歌のほとんどは女性の心情を歌っている。前作の「蜻蛉の恋」、「女のきもち」を切々と歌ってくれた。
「これからもいい声でがんばって歌えるようにがんばっていきたい。」と抱負を語ると、観客期待の美空ひばりの物真似をついに始めた。美空ひばりそっくりの歌声で「悲しい酒」を素晴らしい歌唱力で熱唱。ときどき見せる仕草と表情が可笑しくて、おもわず笑ってしまう。会場はもちろん大拍手と爆笑の嵐であった。
最後は、新曲「雨の函館」を大熱唱して、感動・感激のキャンペーンを終了した。