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 作曲家 鈴木淳先生の下で、16歳の頃から門下生として勉強する。イベントの裏方の仕事を5年間続け、その資金を元手に2008年5月、日本クラウンよりメジャーデビューを果たす。
 デビューしてまもなく山口県のある歌唱ステージに出演していたときに、知人を紹介される。大木惇史はその方に見込まれ、自宅の埼玉県から山口県まで1ヶ月おきに1年半通うことになる。その方から、「大木惇史くんはイベントで歌唱ステージに立ちたいのか、それとも大木惇史という存在を知らせたいのか、どちらであるか」と問われて、「大木惇史の存在を知らせたい」と返答。それで、山口県防府市内の喫茶店、回転寿司、駅前にラジカセを持って出かけ、「歌を歌わせて下さい」とお願いして歌を歌って回る。埼玉県から山口県までは軽自動車を運転して3日間かかる道のりである。宿泊は全て車中。寝袋を着て寝る。自分を追い込むため、3万円の所持金だけで持って自宅を出る。ガソリン代は、途中で寄ったカラオケ喫茶でCDを売ったお金で賄う。  軽自動車を運転して、北は北海道最北端の宗谷岬、南は九州鹿児島の天文館まで、自分の歌をより多くの方々に知っていただくために出かけた。
 今も全国各地にでかけ、地道に歌手活動を続けている。カラオケ喫茶に入って歌うときはチケットを購入してお客様として歌う。その時に初めて自己紹介してプロ歌手として活動していることをお知らせしている。お陰でチケットが山のようにたまっている。
 歌手活動には資金がいります。カラオケ喫茶を何軒も回るとチケット代だけでも馬鹿になりません。テレビに出演するにもお金がいります。大木惇史さんは裕福な家庭ではありません。裏方の仕事で稼いだ資金を元手に涙ぐましい努力をしていらっしゃいます。車の中で寝ながら、一人で全国各地を回ることはなかなかできることではありません。ご本人は苦もなく笑顔で語ってくれましたが、頭が下がる思いで一杯です。
 大木惇史さんがカラオケ喫茶に飛び込んできたら、皆さん、ぜひ応援して下さい。そして大木惇史さんの歌に感動したら、ぜひCDを買ってあげて下さい。
 デビュー曲の「おもかげ未練」は、岸壁で好きな女性を思い、会いたいけれど逢えない気持ちをつづった歌です。そうゆう思いで唄ってください。
カップリング曲の「北の慕情」は、好きな人に好きと言えず、会ってしまうともっと好 きになってしまう、でもお互い会えない事情がある。そういう気持ちをつづった歌です。
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