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福田こうへいが岩手・宮古市で復興支援ライブ
ファン3000人が殺到 2年連続紅白を目指す
 「民謡日本一」に輝き、民謡歌手として活躍しながら2012年10月24日、キングレコードから演歌「南部蝉しぐれ」でメジャーデビュー。27万枚突破の大ヒットを記録し、今年4月2日に発売した第2弾シングル「峠越え」も15万枚間近と連続ヒット中の人気歌手・福田こうへい(38)が12日、岩手・宮古市の「宮古街なかUltra復興祭」会場特設ステージで「がんばろう三陸 復興支援『福田こうへい』三陸ツアー2014」と銘打った復興支援ライブを開いた。
 岩手・雫石町出身、盛岡市在住の彼は、歌謡界デビュー前の2011年4月、ワゴン車1台で30カ 所以上の避難所を回り、プロ歌手になってからは、昨年9月、久慈市、田野畑村、宮古市、釜石市、大船渡市の岩手県5カ所を回る復興支援のための無料ライブを開き、「三陸ツアー」2度目の今回は、前日11日とこの日の両日、岩手県の陸前高田市、大船渡市、宮古市、 山田町の4カ所で開催。
 その3カ所目の宮古市では、中央通商店街に設置された特設ステージ=トラックの荷台をステージにして各所を回ってライブを行うというスタイル=前には、同ツア ー最大となる動員数、約3000人が詰めかけ、「こうへいさ〜ん!」という地元や県外からやって来た熱烈なファンの熱い声援で迎えられる中、「皆さん、ようこそ お越しくださいました。やっと帰って来ました。やっと宮古のほうにも来ることができました。久々に帰って来ましたが、皆さんの笑顔が一番です。全国では、皆さん に喜んでいただける笑顔ですが、皆さんのこのお顔というのは、地元の皆さんが自分をわが子のように可愛がってくださる笑顔です。
今日も最後まで皆さんに元気を、そして魂のある歌声を届けたいと思います」とあいさつし、新曲「峠越え」をはじめ、同カップリング曲「南部のふるさと」、大ヒットしたデビュー曲「南部蝉しぐれ」、それに第2弾アルバム「煌 きらめき」からカバー曲「門出」など全7曲を熱唱した。
 1曲1曲、魂を込めながら歌い、「日本一を獲らずにあの世に逝った(民謡歌手の)おやじには、日本一を自分が獲って返して、おふくろの夢だった演歌歌手は、自分がいま代わりにやらせてもらい、52歳の息子を亡くしたおじいちゃんとおばあちゃんには、初めて紅白の会場に呼ぶことができました。本当に孝行させていただきました。そして、これからは皆さんのために福田こうへいは一生懸命歌っていきたいと思っております」と話し、最後に「何と言っても第2弾の『峠越え』で年末を超えたいなと思っております。2年連続の紅白を目指して皆さんのために頑張っていきたい」と力を込めた。          (了)
 ◆ サンニュース/平成26年10月12日配信
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