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福田みのる 新曲「大分〜Oita〜」発表会
会場:西春パレマルシェ 協力:文化堂楽器店 2014年5月13日(火)
大ヒットを飛ばした秋元順子「愛のままで・・・」の作詞・作曲家として著名な花岡優平作品を歌った福田みのるの「大分~Oita~」のお披露目キャンペーンが5月13日、西春パレマルシェで行われた。
福田みのるは、軽やかなメロディーが流れてくると笑顔で登場。「どうも皆様、こんにちは。新曲『大分』を聞いて下さい」と「夜行の列車で 上京の夜・・・」と歌い始めた。重低音の女性をしびれさせる魅惑にあふれた歌声は、10数年俳優活動をしてきた経験が染みこんでいるのであろうか。映画俳優に惹かれるのと同じ魅力が歌唱姿に現れていた。
新曲「大分~Oita~」という歌は、大分出身の花岡優平の過去を振り返る自叙伝的な楽曲。隣接の熊本県出身の福田みのるは、縁があって、花岡優平の人生を代わりに歌うことになった。
タイトルは「大分」だが、歌詞の中には一切「大分」の名前はでてこない。親子の別れ、故郷の別れをテーマにしたもの寂しい感じのする歌だが、福田みのるは、青空を見上げるように明るく歌う。
今から6年前、ロングヒットとなった「すきま風」やミリオンセラーに輝いた「北国の春」の作詞を手掛けたいではくさんともご縁があり、いではく作詞の「駅」も熱唱披露。当時、福田みのるは髭(ひげ)を伸ばしていたので、ジャケット写真も髭が伸びている。
福田みのるは直立で歌唱していたので、そういったタイプの歌手かと思いきやオリジナル曲「団塊世代」のお披露目コーナーでは、雰囲気ががらりと変わり、「はー、それー」と威勢よく掛け声をかけて、おどけたモーションで歌唱して観客を惹きつけた。団塊世代は、日本の高度経済成長を支えてきた昭和21年から24年生まれの世代。それより10年若い世代の福田みのるがステージから降りて客席を回りながら、握手しながら笑顔でこの曲を大熱唱。「自分は気が小さいが、純が取り柄」と教えてくれた。だから「団塊世代」の終わりの歌詞、「男って男って 純だよな」は、自分のことも重ねているようにも聴こえた。
最後の2曲は、再び新曲の「大分」とそのカップリング曲「アリガトウ」。「歌い手として、このような場面で歌える喜びを噛みしめている。気持ちを込めて歌います」と挨拶して大熱唱。心にじわりと沁みる歌に、おもわず買い物で通り過ぎるお客様もほどなく足を止めて静かに聴き入っていた姿がとても印象的であった。