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サンニュース/平成26年3月28日配信
中村美律子が新構成のコンサートを東京・渋谷公会堂からスタート
同会場で重量挙げにもチャレンジ
昨年9月25日に発売した最新シングル「おもいでの宿」(発売・キングレコード)がロングセラー中の演歌歌手・中村美律子(63)が28日昼夜2回、東京・渋谷区の渋谷公会堂で「中村美律子コンサート2014」と銘打ったコンサートを開いた。
この日を皮切りに新構成でのコンサートがスタート。昼夜2回公演に合わせて約4000人のファンが詰めかける中、「今回のコンサートは初日でして、いままでのコンサートとは中身、構成が変わりました。照明も曲目も衣装も変わります。私自身はいい緊張感を味わっています。今日は、1曲、1曲、心をこめて皆さんのハートに届くように一生懸命歌わせていただきます」とあいさつ。
「大阪情話」をはじめ、「島田のブンブン」「おんなの純情」「河内おとこ節」、美空ひばりメドレーで「悲しき口笛」「港町十三番地」、新曲「おもいでの宿」、ファイナルは、約19分のロングバージョンの歌謡浪曲「瞼の母」など全14曲を熱唱した。
また、昼夜公演の間の時間を利用して、開業当初、1964年の東京オリンピック重量挙げの会場だった同公会堂に、重量挙げ大学ナンバーワンの持田龍之輔選手(20)ら2020年の東京オリンピック出場を目指している「日本大学重量挙げ」の選手たちが応援に駆けつけ、今回の新メニューによるコンサートの初日の景気づけにひと役買った。
同会場は、来年2015年に改装が決まっており、現存の同公会堂での重量挙げは今回が最後ということで、「歌謡界のレジェンド」を目指す中村自身も重量挙げに初チャレンジ。
筋肉隆々の選手たちを前にして、「皆さん、めちゃくちゃカッコいいですねえ。迫力がありますね。私なんか軽々持ち上げられますよね。この会場に三宅選手の写真が飾ってあるそうですが、私は歌で120歳まで頑張るぞという気持ちで今日は歌わせていただきました」。
そして、「これから皆さんのことを応援しますから、次のオリンピックを目指して頑張ってくださいね」と熱いエールを送りながら「私が持ち上げられるのは、せいぜい10㌔です。私はいまシェイプアップ体操や卓球をやっていますが、コンサートも体力がいりますからね、アスリートと一緒です」と笑顔を見せていた。
この日から始まった新しいコンサートについては「毎年、全国ツアーを各地でやらせていただいていますが、今日はその中身が全部入れ変わった初日でしたので、ファンの人たちも興奮気味でしたし、私もすごく緊張しました。でも、いい雰囲気ですごく盛り上がり、初日ならではのいいコンサートができました。これからもこの元気を全国の皆さんに伝えていけるようにコンサートを続けていきたい」と話していた。
なお、来る7月4日から同22日まで名古屋の中日劇場で座長公演=第1部の芝居は「新版 夫婦善哉」、第2部のショーは「中村美律子オンステージ」=を行う。 (了)