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おおい大輔 「男と女」新曲発表キャンペーンが3月7日、まねきねこで行われた。
マスターの「いちにいさん!」の掛け声で、会場の皆さんが大きな声で「お~い!大輔く~ん!」と呼ぶと、おおい大輔が大きな拍手で迎えられて会場に入ってきた。「先月22日に発売した新曲『男と女』からよろしくお願いします」と挨拶すると、『男と女』を熱唱披露。
歌い終わると、芸名「おおい大輔」の名前の由来を教えてくれた。
名前の「おおい」がどうして“ひらがな”になったかと言うと、天童よしみさんのところで14年間、スタッフとして仕事しながら歌の勉強もしていて、自分のデビューが決まって名前を考えていたら、隣の部屋から、天童さんが何か用事があったんでしょうね。「お~い!大輔!」と呼んだんです。それから僕は、「おおい大輔」になりました。(笑)
また新曲「男と女」とカップリング曲「俺がそばにいる」についても解説。
今まで発売してきた歌にはないラテンのリズムで雰囲気がガラッと変わった。「僕は大阪生まれで大阪育ちですが、今回初めて大阪の入った歌をいただいた。歌詞に出てくる「大阪ミナミ」の「ミナミ」というのは島之内・道頓堀・難波・千日前といった地域に広がる繁華街の総称で名古屋だったら錦みたいなところ。小牧の人は、歌詞の「大阪ミナミの」を「小牧まねきの」と置き換えて、「まねきねこの」だと字あまりなので、適当に切って好きなように歌って下さい。
YouTubeで新曲「男と女」のプロモーションビデオが流れてバックダンサーが4人、若い男性が踊っている。それがエグザイルみたいで格好いいし僕も前で歌いながら踊っているけれど、僕は盆踊りみたいなので、そのギャップがとても面白いんです。だからぜひ見て下さい。
カップリング曲の「俺がそばにいる」は「男と女」と全くタイプが違うけれど、増位山太志郎さんの「夕子のお店」と感じが似ている。増位山太志郎さんが大ヒットを飛ばした「そんな夕子にほれました」は40年前の曲。その主人公の夕子さんが今回お店を出したので昨年12月に「夕子のお店」を発売。それで僕は増位山さんに面と向かって「ずいぶん夕子さんは年とりましたね」と言ってしまいました(笑)
僕の今までの歌は、両面とも「いい歌」が多くて、「男と女」のキャンペーンにお邪魔するとカップリング曲の「俺がそばにいる」を歌ってくれるお客様が多いんです。そういう面では2曲ともいい歌なのでCD1枚1200円は安いかな? どちらの曲でもいいので、ぜひ覚えて歌って下さい。
「俺がそばにいる」の2コーラス目に「苦労したのか 細い指」という歌詞があるが、CDを買ってくれたおばさんが「大ちゃん、『苦労したのか 細い指』はいい歌詞だけど本当のことを教えてやろうか。本当に苦労したら指は太くなるんや。ほら、見てごらん。私は苦労したから指がこんなに太くなった」と(笑)。でも演歌歌手は“太い指”より“細い指”と歌った方がいい感じがする。関西の女性はいろいろなところに突っ込みを入れてくる。
作詞家協会のパーティーでのエピソードも大爆笑。
おおい大輔の前作で第45回日本作詩大賞優秀新人賞受賞の小山内圭先生も参加した東京での作詞家協会のパーティーは、約400名のお客様全てが作詞家。こんな過酷な状況はない。日本を代表する先生の前で歌詞を間違えられない。そんなプレッシャーの中で歌唱。あとで小山内圭先生に尋ねたら、「少しぐらい間違えても作詞家の先生は覚えていないから大丈夫や」と。それだったらもっと気楽に歌えたのに・・・(泣き)
歌謡祭で、握手して会場を回っていると、僕が返事をしないといけないようなことを聞いてくるファンがいて、歌っている最中に「今度のライブいつだった?なあ、なあ」とうながされて、「4日です」と返事したら、その途端に歌詞が分からなくなってしまった事も
会場で、「大ちゃん、年いくつや?」と言われたので、僕は、正直に「49才。もうすぐ50才です」と言ったら、 聞いたおばさんが、「いや若く見えるから年言わん方がいいよ」とアドバイスされて、言わん方がいいなら聞かんといて下さい。どういうことですかね (笑)。
前作「昭和時代の忘れ物」の秘話。
歌詞の「金じゃ買えない」はこぶしを効かせて「か~ねぇじゃ~」と歌う。天童よしみさんが自分で演歌のこぶしを発見したのは、父親の自転車の後ろの乗っていて歌っていたら、でこぼこ道で「あ~あ~」と声が震えたこと。それで自転車に乗って、でこぼこ道を走りながら声を出して、こぶしの練習をしていたとか。「か~ねぇじゃ~」は、4つぐらいのでこぼこ道で歌うといい感じになるという嘘のような本当の話。
さらに面白いお話は続く。
会場で、お客様に写真頼まれて、いい顔して待っているけど、なかなかシャッター音がしない。それで、いい顔をしているのを諦めたらカシャと音がする。写真撮るタイミングの合わないファンが多い。
スマートフォンを買ってきて、数字をタッチしたら指が乾燥して動かない。そんなときはどうするか。指を舐めてタッチすると反応する。昭和のおっさんみたいだけど、スマートフォンで世の中、便利になったのか不便になったのかわからない。
このような面白いお話の数々やお客様との楽しいデュエット、「昭和時代の忘れ物」、「風は山河の彼方より」の熱唱。新曲のお披露目熱唱などなど、お客様も腹を抱えて笑うなど、とてもとても楽しいキャンペーンで幕しめ。
でも最後にキッパリ、「新曲『男と女』はきっと大ヒットします」とおおい大輔は意気込みを語った。