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「南国土佐を後にして」などヒット曲を数多く持つベテラン歌手のペギー葉山(キングレコード)が、2013年9月25日、大阪・梅田のサンケイホール ブリーゼで、歌手生活60周年を記念したコンサートを開いた。「学生時代」などの代表曲から「夜明けのメロディー」など最近のヒットナンバーまで全24曲を歌って、集まった950人の観客を楽しませた。
大阪でのコンサートは3年ぶり。
「南国土佐を後にして」「ドレミの歌」など誰もが知っているうたのメロディーが流れると、客席からは大きな拍手が起こっていた。3年前には「夜明けのメロディー」がヒット。ベテランの健在ぶりをみせたが、この日のコンサートでも最新曲の「結果生き上手」などとともに聴かせてくれた。
1部では元NHKアナウンサーの草野満代さんのナレーションで、ペギーの子供の頃からの珍しいパネル写真を披露するなど、60周年に相応しくお洒落な演出を見せた。
2部ではまた、バリトン歌手でオペラ歌手の故・立川澄人の弟子小栗純一、テノール歌手の小栗慎介の小栗親子をゲストに迎えて3人で「アメイジング・グレイス」歌うとファンも大満足。
1957(昭和32)年に「爪」を大阪で発表したなど、大阪は歌手ペギー葉山を育てた町だけに想いもひとしお。
ペギーは「歌は私の身体の一部になっており、65周年までは1曲入魂でこれからもマイペースで歌い続けて行きます」と、意欲を見せた。
角川博が新曲の舞台・函館を訪れ、地元ファンら260人に新曲やヒット曲を披露。函館市長の表敬訪問も
デビュー38年目を迎え、新曲「雨の函館」(詞・田久保真見、曲・岡千秋)=キングレコードか
ら7月24日発売=がヒットチャート上昇中の演歌歌手・角川博(59)が23、24日の両日、新曲の舞台、北海道・函館を訪れ、新曲イベントを行った。
23日は、地元のFM局「FMいるか」の番組「日曜歌謡館」(パーソナリティー・橋本孝)にゲス
ト出演した後、新曲の歌詞の中に出てくる地名「鹿部」にある鹿部ロイヤルホテル(北海道茅部郡鹿
部町)で、町の有志の人たちで結成された「角川博ディナーショー実行委員会」が主催の「角川博デ
ィナーショー」を開催。
約260人の地元ファンらが詰めかける中、新曲を作曲した岡千秋さんの司会・進行で、角川は
「岡先生の作品が5曲続きまして、先生には感謝の気持ちでいっぱいです。『雨の函館』、函館の皆
さんの応援をよろしくお願いします」とあいさつし、新曲をはじめ、同カップリング曲「あゝ…恋
挽歌」、過去のヒット曲から「涙ぐらし」「許してください」「女のきもち」など全14曲を熱唱。
また、岡さんがピアノの弾き語りで「だんな様」「長良川艶歌」など自作を全7曲、新曲のカップ
リング曲「あゝ…恋挽歌」を作詞したRIEさんがカバー曲「ラヴ・イズ・オーヴァー」「かもめ
が翔んだ日」の2曲を歌ってステージを盛り上げた。
現在、函館市内のカラオケ喫茶などカラオケで歌う人が急増中だそうで、「昭和の匂いのする三
連のリズムの作品です。この三連リズムの曲というのは、最近はあまり歌われていなくて、三連とい
ったら前川清さんだったのですが、いまはあまり歌っていらっしゃらない。皆さんが求めていたリ
ズムの曲だったのではないかなと思います」と自ら分析。
9月30日付のオリコン演歌・歌謡曲チャート6位赤丸上昇中と絶好調で、「いままでよく歌っ
ていた叙情演歌よりも非常に反応がいいですね。38年歌ってきて、シングルで三連のリズムの曲
を出すのは初めてなので僕にとっては小さな冒険でした。だからワクワク感があるのと同時に不
安感もありましたが、発売してみてそんな不安もすぐに吹き飛んでしまいました。先日、大先輩の
北島三郎さんから『いい歌だね』と言っていただき、すごくうれしかったです」。
岡さんは「この『雨の函館』は、いままで角川博の世界の中でやっていなかったことをどうやって見いだしていくかと考えて作曲しました。角川さんの歌唱力と相まって、自分が納得できるいい
作品ができました。この歌は、いきなりサビから入るので、歌っていてもすごく気持ちいいと思う
んですよ」と話していた。
24日は、函館朝市を見学した後、函館市役所を訪れ、函館市議会議長・松尾正寿さん、函館市
長・工藤壽樹さんの2人を表敬訪問。工藤市長からは「最近は函館の歌のヒット曲がないので、ぜひ
大ヒットさせ、暮れの紅白を目指して頑張ってください」とエールが送られた。 (了)
◆サンニュース/平成25年9月24日配信