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大石まどかが今作、歌の舞台になっている有松で新曲「夕陽しぼり坂」を大熱唱
2015年6月6日(土) 会場:有松・鳴海絞会館(名古屋市緑区有松3008 )
 
 大石まどかが、新曲「夕陽しぼり坂」の舞台となっている名古屋市緑区の有松(ありまつ)で、6月6日、有松・鳴海絞会館 隣接の野外ステージでライブを開催。この日は、第31回 有松絞りまつりで、まつりに訪れたたくさんのお客様の目の前で熱唱披露。
 今年3月18日に発売された新曲「夕陽しぼり坂」は大好評で、前作人気ヒット曲の居酒屋「津軽」の作曲を手掛けた西つよし氏と初めて大石作品に挑む作詩家 喜多條忠氏のタッグにより誕生。江戸初期より伝わる伝統工芸の絞り染め技法である「有松絞り」がテーマとして使われており、その絞りが主役となっている祭事「有松絞りまつり」を舞台に、女性の儚く切ない遂げられない想いを綴っている。祭りの華やかな光の先には、すれ違う男女の思いが影となる。編曲は石倉重信氏で、ミディアムテンポのリズムにのせた流麗なアレンジで “センチメンタリズム演歌” を醸し出している。
 毎年、有松の旧東海道一帯で行われる“有松絞りまつり” がやってくると彼のことを思い出し、別れた彼への思いを断ちきれずにいる女性の叶わぬ恋を歌ったこの唄は、夕方から夜にかけた時刻の情景をイメージさせる。
 昔、有松は人家のない地域で、東海道を整備していた尾張藩が東海道沿いに新たな村を開くことを計画し、移住を呼びかけて開かれた村で、有松村は農作地が少ないこともあり、新たな産業として興されたのが有松絞り。有松絞りは、絞り染めの名称で、江戸時代以降日本国内における絞り製品の大半を生産していたとのことで、現在、国の伝統工芸品に指定されている。  有松には、名古屋市が「有形民俗文化財」として指定している『布袋車(ほていしゃ)』、『唐子車(からこしゃ)』、『神功皇后車(じんぐうこうごうしゃ)』の3輌の山車があり、これらは毎年10月の第1日曜日に開催される「有松山車まつり」に曳きだされる。最近では6月に行われる「有松絞りまつり」にも展示されている。3輌の山車が旧東海道の面影を残す町並みを練り歩き、山車のすれ違いや山車の上で繰り広げられるからくり人形の演技はこのまつりの見所となっている。
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