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野中彩央里新曲発表懇親会「忘れ雪」c/w「籠の鳥」
2015年6月22日
主催:Nフォーレター 後援:株式会社徳間ジャパンコミュニケーションズ
協賛:ITS株式会社/株式会社福兆/ACD株式会社
野中彩央里新曲発表懇親会が、新曲「忘れ雪」の発売に先駆けて6月22日(月)、東京・元赤坂の明治記念館で関係者を招いて盛大に行われた。
野中彩央里は、演歌好きの母親の影響もあって、早くから演歌に親しみ、平成元年「やらんかい」でデビュー。その後「こけし美人」とも呼ばれる野中の顔立ちから生まれたという恋人形シリーズが話題となり、そのシリーズのひとつである「雪国恋人形」は、15万枚販売のヒット作品となった。
デビュー当時は高知・四万十川を舞台にした代表作「火振り酒」をはじめとした男唄を袴姿で歌っていたが、現在は、日本舞踊がよく似合う純和風な歌から浪曲調の歌まで、幅広く歌唱している。
野中彩央里の得意とするのはファルセット。ファルセットとは芯のない弱々しい息漏れした裏声のことで、情緒的で繊細な声を出す。裏声と一言で言っても、ミドルボイス、ヘッドボイス、ファルセットの3種類があり、ちなみに、ミドルボイスとは芯があり強い裏声で、ヘッドボイスはクラシックのように柔らかく出した裏声。実はファルセットとはただの高い声ではなく、地声の下地になる声の成分のことで、地声はある高さの領域まで行くと出づらくなるというが、その時残った声がファルセットなのだという。
今回の新曲は、野中彩央里の2年振りとなる待望のニューシングルで、 彼女は、今年、歌手生活27周年を迎えた。その間に何度もくじけそうになったそうだが、そのたびに支援している皆さんの顔が浮かび、そしてある時は元気づけられ、今日まで歩んでくることができたとのこと。昨年の暮れから先生でもある徳久広司、仁井谷俊也、丸山雅仁氏と何度も打ち合わせを重ねながら、彼女の「手紙を読むような感じから入り、サビからファルセットを活かした歌唱ができるような歌にしたい」との願いを汲み、なんとか野中彩央里のいいところを引き出そうと精一杯作品作りに取り組んできた。特に徳久氏は正月返上で曲作りに専念するほどの力のいれようだった。