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 キングレコード若手人気歌手、パク・ジュニョンが、2013年8月10日、JR岡山駅駅近くにある岡山全日空ホテルで、岡山で初めての「サマーライブ 2013」を開いた。岡山県内のほか九州、関西、関東からも熱烈応援団の〈ジュニョンガールズ〉など、約300人が詰めかけて会場は満員になった。ほとんどが女性で、客席からはジュニーの名前が連呼されたり、カッコいい〜、日本一・世界一〜、ステキ〜などと声援も飛び交い、熱気がいっぱいのライブだった。
 パク・ジュニョンの来年の誕生日、3月12日まで続けられる全国47都道府県ライブツアーは、岡山県で27カ所目。岡山での開催は初めてだが、開場前からたくさんの人たちが会場となる全日空ホテルに詰めかけていた。
 ペンライトの光が揺れる中、オープニング曲「愛・ケセラセラ」のイントロが流れると、客席からは〈ジュニー〜〉の大コールが沸き起こった。♪ ケセラセラ 〜 では観客が大合唱し、〈カッコウいい〜〉〈素敵〜〉の声援も重なった。
 1曲目を歌い終わって、たどたどしい岡山弁で「元気じゃった〜」と呼びかけると、客席からは歓声が沸き起こった。
 約70分のライブでは、ジュニーはデビュー曲の「愛・ケセラセラ」から最新曲「チャラ」まで、アンコール曲の「無条件」まで全14曲を歌った。1曲歌うごとに、ジュニーがトークを挟む。
 客席のファンたちは、彼が「ジュニョンと涼しくすごしてもらおうというのが、このライブです」と話すなど、一言ひとことに笑顔でうなづき、歓声をあげる。
 母が住む韓国・釜山を離れて2年5ヶ月というジュニー。「ふる里を離れて寂しく思うこともありまが、日本の格である皆さんの声援がぼくを元気にしてくれます。そんな幸せな生活に、韓国の母も喜んでくれています」とあいさつ。
 最新曲「チャラ」では、客席からの〈ゴーゴー、ジュニー!〉の掛け声と手拍子が、歌を盛り上げた。
 各地から駆けつけた熱烈応援隊の<ジュニョン・ガールズ>など、彼のファンは圧倒的に女性が多い。しかも小学生の小さな子どもたちから年配層まで、年齢も幅広い。そうした人たち1人ひとりの要望に応えようと、用意した14曲には、エンディングで歌った「また逢う日まで」や「石狩挽歌」「街の灯り」など懐かしい日本の歌謡曲から、韓国ドラマ「天国の階段」主題歌「会いたい」などKPOPといった歌も揃えた。
 同じキングレコードの山本あきの「金沢わすれ雨」も歌った。2月に九州でのライブでリクエストに応えて歌ったのが好評だったといい、以来、続けて歌っている。師匠の山本譲二が作詞・作曲した「願い」も歌い、「将来、カバーアルバムを出す時にはこうした楽曲もぜひ収録したい」と、アルバム発売への意欲を見せるほどだった。
 9月25日には待望のデビュー第3弾のシング「嘆きの雨」を出す。この日は、その一節をアカペラで披露した。ジュニーが「必ず買って下さ〜い」と呼びかけると、全員が「は〜い」と返事するなど、300枚の予約が完了したようだった。
 歌い終わって会場出口でファン1人ひとりと握手したジュニーは「熱狂的に笑顔で応援してもらって、とても幸せです。最高のライブでした」と話し、女性の観客は「初めてライブに来ましたが、ファンになりました」と、熱いまなざしを送っていた。
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