椎名佐千子のデビュー曲は2002年発売の「御意見無用の人生だ」。この歌は袴にブーツという「ハイカラさん」スタイルで歌っていた。昨年15周年を迎え、初心に戻るという意味を込めて、「ソーラン鴎唄」を発売。デビュー曲を再現するかのように、うなりを取り入れた威勢の良いパワフル演歌は聴く者の心を掴み多くのファンを魅了した。しかしカラオケ愛好家にとって、3ハーフで、うなりがあり、ヤーレンソーランの歌詞が入る歌は、エネルギーがいる、疲れる、難しいとの率直な感想も頂戴した。このような忌憚なきご意見は素直に受け入れ、この視点に立って、15周年という節目を終えた今、再び本格的演歌に挑戦したいと思うようになったと言う。
ディレクターは、以前からこんな歌がいいというイメージがあって、舞台は京都で、どんな主人公がふさわしいかを常に考えていたようだ。ディレクターは、麻こよみ先生にお世話になっていたこともあって、自分の抱いているイメージを先生に伝え、艶っぽい詩を書いてくださったとの事。これに岡千秋先生が曲をつけ、南郷達也先生がアレンジして、「舞鶴おんな雨」が誕生した。
椎名佐千子は、偶然だろうか、この曲が生まれる前に舞鶴をキャンペーンで訪れていて、お客様に舞鶴の歌を歌ってみたいと口に出して言っていたとのこと。
新曲の打ち合わせで椎名佐千子がこの曲を初めて聴いたとき・・・