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キム・ヨンジャ新曲「雨の港町」発表会キャンペーン
2014年11月24日(祝・月) 於)犬山キャスタ(愛知県犬山市) 協力:文化堂楽器店
 キム・ヨンジャ新曲「雨の港町」発表会キャンペーンが2014年11月24日、犬山キャスタで盛大に行われた。
 キャンペーンの始まる前からステージの周りはすでにたくさんの観客で超満員。
 司会者が「まずはご挨拶代わりに『ヤーヤーヤー・恋は止まらない』をどうぞ」と紹介すると、大きな拍手が鳴り響き、軽快なイントロとともに黄金色のマーメイドドレスを身にまとったキム・ヨンジャが大きな声で「こんにちは!」と言って、ステージに現れた。大歓声の中、2階、3階のお客様に笑顔で大きく手を振ると、心弾ける「ヤーヤーヤー・恋は止まらない」を歌い始めた。この歌は前向きで明るい気持ちになれる、大人の恋の応援歌。ノリがとても良いので、会場の皆さんもノリノリ気分で思いっきり手拍子を打つ。「ヤーヤーヤーネガイガオッテソ」のところのフレーズが心地良くて心が弾ける。伸び伸びとした歌声とステージをところ狭しと激しく動き回る歌唱モーションに目が奪われ、爽快な気持ちにさせてくれる。歌い終わると盛大な拍手が鳴り響いた。
 「皆様、こんにちは。お忙しい中、ようこそおいで下さいましてありがとうございます。デビューして27年目になります。」と挨拶しただけで、大喝采。「素晴らしい新曲キャンペーンができて私は本当に幸せです。今日は3連休の最後で、行くところが一杯あったかと思いますが、わたし、キム・ヨンジャを見に来て下さって、心より感謝申し上げます。」と述べると会場は大歓声。
 さらに「10月8日に新曲『雨の港町』がオリコン1位になりました」と報告するとまたまた大きな拍手が巻き起こり、「雨の港町」を絶唱。この歌は、もの悲しくしんみりしている感じもあるけれど、ほのぼのとした明るさもあり、希望をもたせてくれるような曲調。
 次にオリジナル曲「暗夜行路」(1989年発売)、「酒ごころ」(2013年発売)、「陽は昇る」(2000年発売)の三曲を披露。
 「暗夜行路」は、情念あふれた演歌。美空ひばりさんを彷彿させるような豊かな声量で歌い上げるヴォーカルは本当に魅力的だ。
 歌い終わると、「こんなにたくさんの拍手をいただいたのは初めてです。」とおどけ、「犬山はいいところですね。私、朝から何も食べていないですよ。でも今おなか一杯になっちゃった。歌手って拍手よりいいのはないですよ。」と語ると、ますます会場はヒートアップし、拍手大喝采。 そして、「私の大尊敬している美空ひばりさんの一曲をお届けしたいと思います。」と言い、「人生一路」を披露。この歌もノリノリの曲調でお客様から大きな手拍子をもらいながら大熱唱。
 再び「雨の港町」を歌うことになるけれど、その前に「雨の港町」の質問コーナー。お客様から歌詞の中の「エトランゼの意味がわからない」と質問があって、「エトランゼは外国人、異邦人のこと。私もお客様と一緒で詩の意味がわからないと歌えないので、わからないところがあれば尋ねます。そしたら『エトランゼは異邦人で、メリケン波止場は、外国船が沢山入るところだよ』と教えてもらいました。この歌は、1人の女性が旅しているわけではないので、長崎では長崎の好きな女性を、函館では函館の好きな女性を思い浮かべて唄って下さい」とアドバイスを添えて教えてくれた。
 興味深かったのは、「詩の意味がわからないと歌えない」とおっしゃったこと。要は詩の意味がわからなければ感情表現ができないという事だ。
 最後に客席に向かい、「私より大きい声で歌うんですよ。」と言って、新曲「雨の港町」を見事な歌唱力で大熱唱。
 キム・ヨンジャの歌声は気迫にあふれ、歌をまるで生き物のように自在に操っているようにも感じられ、しかも手抜き一切なしの全身全霊で歌を届けたいとの想いがひしひしと伝わる。スタッフさえも一曲歌い終わるごとに観客の皆さんと一緒に盛大な拍手を送っていたのが心に残る素晴らしいキャンペーンだった。
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