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北野まち子が東京・浅草で25周年記念パーティー。お祝いに駆けつけた先輩歌手・佐々木新一とデュエットも
 今年でデビュー25周年を迎え、同記念シングル「女の倖せ」(詞・たかたかし、曲・岡千秋、発売・キングレコード)が好調の演歌歌手・北野まち子(45)が9日、東京・台東区の浅草ビューホテルで25周年記念パーティーを開いた。
 約300人の熱烈なファンが詰めかける中、「20周年を5年前に迎えさせていただいたときには、これから5年先の25年まで歌っていられるのかなと思っていたのですが、こうして25周年を迎えさせていただきますと、本当にあっという間の時間だったなと思います。でもその間にいろんなところにおじゃまさせていただき、たくさんの方々とのふれあいがありました。今日も最後まで心を込めて1曲1曲、皆さまの心に届く歌を歌わせていただきたいと思います」とあいさつ。
 最初に初挑戦の和太鼓を披露した後、デビュー曲「包丁一代」をはじめ、「函館みなとから…」「佐渡海峡」「哀愁岬」「海峡の月」「おんな春秋」「立待月」、それに新曲「女の倖せ」など全15曲を熱唱。途中、同じレコード会社で、同じ青森県出身の先輩歌手・佐々木新一(66)がお祝いに駆けつけ、「私は来年でちょうど50周年を迎えますが、まだその半分、うらやましいなあ。僕もあなたみたいな25周年の時代があったんですね」と笑顔を見せ、12月4日に北野と発売するデュエットソング 「浪花善哉」を息もぴったりに歌い、自身の大ヒット曲「あの娘たずねて」と11月27日発売の新曲「柳葉魚(ししゃも)」を披露して盛り上げた。
 終始、ファンたちの熱い声援を受けながら「年を重ねるごとに宝物となるいろんな曲をいただき、今日もそういった大事な曲を作ってくださった先生方=作曲家・岡千秋さん、同・徳久広司さん、作詞家・麻こよみさんら=もお越しいただき、本当に幸せだなと思います。この幸せが大きな幸せとなって自分に戻ってくるように、そして皆さまにもその幸せのお裾分けができるように頑張っていきたいなと思います」と目を輝かせていた。
 新曲「女の倖せ」については「いままではせつない女の歌が多かったのですが、久しぶりに笑顔で歌える幸せ演歌をいただきました。この歌は自分自身にとても近いですけれど、いろんな苦労をして、いろんなことがあった女性が自分のことをわかってくれる男性とめぐり会い、やっと幸せがつかめそうだという演歌ですので、ここでまた一つ(ヒットという)大きな幸せがいただけたらいい なという気持ちで歌わせていただいています」と話していた。
 前日8日に亡くなった歌手・島倉千代子さん(享年75)のことにもふれ、「うちの亡くなった馬渕玄三という社長がコロムビアレコードで、島倉千代子さん、美空ひばりさん、水前寺清子さん等々のディレクターをしていたご縁があって、島倉さんとはときどきご一緒させていただきました。最後にお会いしたのが、2年前、NHK『歌謡コンサート』ですが、そのときはとてもお元気でしたので、びっくりしました。本当に残念で仕方ありません」と寂しそうだった。      (了)
◆ サンニュース/平成25年11月9日配信
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