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大城バネサ新曲「俺の漁歌」・「逢いたい島」発表会
羽島市民文化センター(岐阜羽島)
2015年5月9日(土)
主催:Rサプライ株式会社 協賛:一般財団法人国際クラブ
協力:株式会社JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント
司会:宮川 泰夫

岐阜県羽島市を拠点に歌手活動している大城バネサの新曲発表会が羽島市民文化センターで5月9日(土)、盛大に行われた。
 大城バネサは、2001年10月に行われた「NHKのど自慢」アルゼンチン大会で優勝。その年に、第1回日本文化祭がアルゼンチンのブエノスアイレスで行われた。日本舞踊で招聘された青山るみさんが、着替え衣裳前にトイレに入ろうとすると、誰もいないと思い発声練習している子がいた。あまりにも上手なので思わず『上手ね』と声をかけてしまったそうです。後でパーティがあり、彼女に尋ねると、「アルゼンチンで行われたNHKのど自慢で優勝し、来年、日本で行われるチャンピオン大会に行くかもしれない」とのこと。『日本に来るのなら、私が親代わりするから安心して来てください。』と会話を交わした。そして2002年3月、東京・渋谷のNHKホールで行われた「NHKのど自慢・チャンピオン大会」で、門倉有希の「女の漁歌」を熱唱し、海外勢初のグランドチャンピオンに。同年、彼女は、来日し、東京で日本語のレッスンとボイストレーニングを始め、2003年8月、「鴎も飛ばない海だよ」でEMIミュージック・ジャパンよりデビュー。
 以後、順風満帆であったかのように見えたが、ヒット曲に恵まれず、2008年にEMIミュージック・ジャパンとの契約が打ち切られ、途方に暮れることに。将来を案じて夜も眠れなくなるくらい悩んでいたところ、青山るみさんから「岐阜においでよ」と声をかけられ、彼女にもう一度歌って欲しいと願いを込めて青山るみさんが自ら作詩した「夢おいかけて」の曲がプレゼントされた。その曲の詩を読んだら彼女は、万感の想いが込み上げてきて、涙が溢れ出てきて止まらなかったそうだ。
 そんなバネサの新曲は、ビクター移籍第一弾「俺の漁歌」(作詞・青山るみ、作曲・影山時則、編曲・新田高史)。2015年4月22日発売週は、なんとオリコン6位を獲得。ビクターエンターテインメントの大城バネサ担当ディレクター:河村泰尚氏の計らいによる発売2ヶ月前からの精力的な予約キャンペーンが功を奏したのかも知れない。のど自慢でグランドチャンピオンに輝いた大城バネサを見ていた当時の河村氏はパンチ力ある大城バネサが欲しかったが、遠目で眺めていただけだったので、東芝EMI(現:EMIミュージック・ジャパン)が大城バネサをスカウトしたときには「やられた」と思ったそうである。今回、思いが通じたのか。彼女がビクター移籍の運びとなり、新曲が河村氏の理想的な楽曲に仕上がったことで、まさに「獲ったぞエー!」の気持ちで楽曲販売に臨めることができたのが何より嬉しかったとのこと。大城バネサを本物のスターにすることが自分の仕事だと思っていると胸を張る。
 大城バネサには力強い仲間たちがたくさんいる。2万枚を超える大ヒットとなった前作「三陸海岸」から続いている全国行脚のキャンペーンや東北震災復興を願って東北の漁港に何度も足を運んだことで、たくさんの人たちと触れあい、そして絆を深め、仲間を増やしてきた。
 今日もこうした仲間たちがたくさん集まり、大城バネサのオリジナル曲で歌唱を競うカラオケ大会も催され大盛況。
 後援会発会式では、参院議員、羽島市長、岐阜新聞・岐阜放送会長、岐阜大学副学長、大日産業(株)会長ら相当たるメンバー23名が列席し、力強い挨拶で大城バネサを激励。
 また一般財団法人国際クラブの青山るみ理事長、青山英世理事長がネパール地震義援金として岐阜新聞岐阜放送社会事業団に100万円、片山秀光和尚(気仙沼地福寺住職)に海べの森をつくろう会の植樹金として300万円、岐阜大学には海外留学生支援金に300万円をそれぞれ寄託し、目録を手渡した。
 第三部歌謡ショーでは、大城バネサがグランド・チャンピオンに輝いた当時のNHKのど自慢で司会を務めた宮川泰夫さんが司会を担当。
 「NHKのど自慢。今日は岐阜県羽島市からの放送です。」とさながらのど自慢を見ているかのような演出で始まった。
 宮川さんが、「バネサさんは平成13年度のグランドチャンピオンで、その翌年のチャンピオン大会にご出場の中から3人の方が応援に駆けつけてくれました。」と告げると、のど自慢のテーマソングが流れてきて、佐々木理恵さん(岩手県宮古市)、渡辺利香さん(神奈川県横浜市)、田中正義さん(千葉県)が元気一杯の笑顔でステージに登場。
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