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永井裕子が東京・浅草公会堂でデビュー15周年記念リサイタル
感謝を込めて全21曲熱唱。3日に34歳の誕生日

 2月25日にキングレコードから新曲「雪國ひとり」(詞・万城たかし、曲・四方章人)を発売した演歌歌手・永井裕子(33)が2日、東京・台東区の浅草公会堂でデビュー15周年記念リサイタルを開いた。
 2月24日に出身地・佐賀県佐賀市にある佐賀市文化会館で15周年記念の凱旋リサイタルを開き、満員のファンが詰めかけ大成功。「オープニングから涙を流しながら聴いてくださるファンの方もいらっしゃったりして、最後までお客さんと一緒に私自身も心ゆくまで楽しめたコンサートでした」と、その興奮も醒めやらぬ中で東京での記念リサイタルを初めての浅草公会堂で行うことになったもの。
 「15周年というのは、20周年に向けての通過点というイメージが自分の中にはあるんですが、10周年のリサイタルに続いて15周年の今年もまたこういった形でリサイタルを開くことができてとてもうれしく思っています。
今日は、これまで私を支えてくださったファンの皆さんに『ありがとうございます』という感謝の気持ちを込めて歌わせていただきます。10周年のときは、いろんな私を見せたいという欲があったのですが、やっぱり私らしいステージをお客さんは一番喜んでくださるんじゃないかなと思うので、今回は、永井裕子らしく楽しく、いいコンサートだったねと言って帰っていただけるようなコンサートにしたいですね」
 約1000席の会場は、デビュー当時からの熱烈なファンらで満席となり、オープニングから熱い声援が飛び交う中、新曲「雪國ひとり」をはじめ、昨年発売した15周年記念曲第1弾「勝負坂」、同第2弾「郡上八幡おんな町」、カバー曲から「Let It Go〜ありのままで〜」、〝隠れ名曲コーナー〟と銘打ち、元気なイメージの強い彼女とは対照的な暗い曲からバイオリンをフューチャーした山崎ハコの「てっせん子守唄」、ピアノをフューチャーした吉幾三の「情炎」、ジーンズ姿でア ン・ルイスの「あゝ無情」、歌謡浪曲から「雨夜譚(あまよがたり)〜渋沢伝〜」、それにデビュー曲「愛のさくら記念日」など21曲を熱唱した。
 また、翌3日に34歳の誕生日を迎えるが、ステージ上でバースデーケーキをプレゼントされ、ファンたちからも祝福され感激の彼女は「もうキャッホーという年齢でもないですし、また一 つ年を重ねるのかなという気持ちですね。1年前にちょうど33歳という何か縁起のいい誕生日を迎えることができ、その33歳、最後の日をこのような形で皆さんと過ごせたのがすごく幸せでし た。明日の誕生日当日は、愛犬と2人でだらだらと家で過ごしていると思います(笑)」と話していた。
 今度の新曲については「いままでの永井裕子の歌世界にはないような作品をいただき、また新たな永井裕子を作ってくださったなと思います。いままでは本格演歌で、直球勝負の歌が多かったのですが、今回はちょっと歌謡曲っぽい作品で、初めての三連の曲でもあり、また新しい世界を歌わせていただいています」とアピールしていた。  (了)
 ◆ サンニュース/平成27年3月2日配信
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