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西方裕之が高田文夫の人気レギュラー番組とタイアップでカラオケ決勝大会開催。
優勝は佐藤かつよしさん
 新曲「おやじのたそがれ」(詞・高田文夫、曲・佐瀬寿一)=キングレコードから昨年10月22日発売=がロングヒット中の演歌歌手・西方裕之(53)が17日、東京・有楽町のニッポン放送イマジンスタジオで「高田文夫プレゼンツ西方裕之『おやじのたそがれ』カラオケ大会」と銘打ったカラオケ大会の決勝大会を開いた。
 これは、同曲を作詞した放送作家・高田文夫(66)がレギュラーパーソナリティーを務めるニッポン放送の人気番組「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」とのタイアップ企画によるカラオケ大会で、全国から150人を超える応募があり、その中から厳正なるテープ審査を通過した全20人がこの日の決勝大会に出場。
 人気お笑いタレント・東貴博が司会を務め、昨年度のR—1ぐらんぷり王者・やまもとまさみが応援に駆けつけるという豪華なカラオケ決勝大会に、最年少は13歳から最年長は87歳まで、北は東北・福島県から南は九州・宮崎県まで、全国から出場した幅広い年齢層のカラオケ自慢たちが課題曲の「おやじのたそがれ」を歌って競い合った結果、優勝(最優秀賞)の栄冠は、佐藤かつよしさん(64)=神奈川・横浜市在住。カラオケ教室主宰=の頭上に輝いた。
 また、西方裕之賞は、松永仲男さん(87)と福井久富さん(65)、キングレコード賞は望月絹子さん(55)、ビバリー昼ズ賞は上村喜信さん(65)がそれぞれ受賞。
 優勝賞金の10万円を手にした佐藤さんは「思わぬ賞だったので、本当に有り難いと思っています。相当練習しましたので、このような結果が出て本当にうれしいです」と感激もひとしおだった。
 審査発表前には、西方がミニライブを行い、「私が歌手になるきっかけはカラオケ大会です。昭和61年の秋に自分のふるさと(佐賀・唐津市)で行われたカラオケ大会で優勝して、審査員の一人、作曲家の徳久広司先生にスカウトされてデビューしました。今日は、皆さんの歌を聴かせていただきながらそのころを思い出しました」と、デビュー前の思い出話をしながら「遠花火」をはじめ、「男 の酒場」「赤とんぼ」、それに新曲「おやじのたそがれ」の全4曲を熱唱。
 「優勝された佐藤さんは、西方裕之の歌い方ではなく、自分の歌い方で歌われたのがよかったなと思います。最初の出だしが難しくて、その出だしが成功するといい流れで歌える歌なのですが、佐藤さんはその出だしがよかったですね。それに、言葉を丁寧に歌われていた。この曲はフレーズの頭がポイントになるところが多いのですが、それをわかって歌ってらっしゃるんだなと感じました。今回のカラオケ大会はレベルが高くて、どなたが優勝してもおかしくないくらい皆さんの歌は素晴らかったです」と話していた。
 審査員を務めた高田文夫は「佐藤さんの歌は、年相応の味があってよかったですね。(審査員の)4人全員が佐藤さんを選びました」と絶賛していた。(了)
 ◆ サンニュース/平成27年1月17日配信
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