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 甲斐ゆたか新曲「あんたの磯笛」お披露目キャンペーンが、5月10日、カラオケシンガーで行われた。
 甲斐ゆたかの帽子をかぶっているポスターを見て、「俺についてこい!」と女を引き連れて歩く粋のいい男性像をイメージしていたけれど、実際に会ってみると、全くイメージと違っていたので驚いた。シャイな感じで優しい印象のアーティストであった。
 さて、スタートの歌は森進一さんの名曲から。哀愁漂う、もの悲しさが胸に突く、しみじみと心に刻まれる歌声に心が揺すぶられた。高音域の伸びが実に素晴らしく、クリアで聞き取りやすく、突き抜ける声の爽やかさに感激。
 歌い終わると、「皆さん、こんばんは。話している声と歌っている声にギャップがあるものですから、いろいろなところで笑われている。」と挨拶。
 甲斐ゆたかは、生まれは宮崎県高千穂で、育ちは長崎県。15才で上京し、有名作曲家の門を叩く。しかし歌手になる夢叶わず、愛知県一宮市の紡績工場で働くことに。それでも音楽面ではいろいろな機会に恵まれ、名古屋 錦のクラブで「たちばな ゆたか」という名前で歌っていた。1999年にチョーヨンビルのバンドからスカウトされ、韓国流行歌をカバーしている。
 夢は追い続ければ必ず叶う。57才でメジャーデビューを果たし、デビュー曲「赤い終着駅」をひっさげて、東海3県はもとより、滋賀、京都、奈良、福井、富山、長野、石川と全国300箇所近く回った。
 甲斐ゆたかのキーは高く、女性の歌を好んでよく歌う。「昔の歌で恐縮ですが」と前置きすると、江利チエミ「酒場にて」を披露。高音の伸びが実に素晴らしく心にぐっと沁みる。
 「赤い終着駅」は、カラオケ大会でもよく歌われていて、東京で行われた全国グランプリカラオケ大会で、グランプリを獲得。有線放送でも13周連続上位にランキングし、カラオケファンに根強い支持を受けている。
 現在、「赤い終着駅」だけのために組んだバンドで活動しているが、今回サックスのメンバーは残念ながら事情により来店できなかった。でも「せっかくの機会だから」と、キーボードの坂野京子さんとコーラスの石濱由美子さんを紹介。
 坂野京子さんは、愛知県東海市の生まれで、幼い頃からピアノの先生になりたい夢を抱いていた。18年間ヤマハでピアノ講師をやり、今、こうして一緒に全国を回っている。
 石濱由美子さんは、名古屋錦のクラブで長いこと歌っていたが、同じく今は一緒に全国を回っている。キャンペーンやステージでは、得意のものまねでお客様に楽しんでいただいている。
   1970年代に勝ち抜き戦のテレビ番組があり、甲斐ゆたかはそこでクラブ歌手として7週目まで勝ち抜いた。この番組からは、現在活躍している有名歌手がたくさん輩出している。
 デビュー曲の「赤い終着駅」は、最果ての終着駅で暮らす人々の切ない思いを描いている。一方 2ndシングル「あんたの磯笛」は、NHKドラマ「あまちゃん」と同じあまさんを題材にしている。音楽ダウンロード1位、人気名曲試聴ランキング5位に輝き、現在、岐阜羽島、福井県、滋賀県、富山県で多くの方に歌われている。またカラオケ発表会でも大評判でよく歌われている。
 「あんたの磯笛」の歌詞の中に「あんたの写真を抱いて寝る」というフレーズがあり、それがかなりの人気を呼んでいる。
 最後に尾崎紀世彦さんのヒット曲「また逢う日まで」をバンドメンバーと一緒に合唱。甲斐ゆたかの歌の世界が堪能できた実に素晴らしいキャンペーンであった。
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