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 新曲「江ノ島ひとり」発売日前日の3月21日に、三代沙也可 新曲発表キャンペーンがジョイサウンド金山 2階パーティールームで行われた。
 「皆さん、こんにちは。今日は寒いですね。ようこそおいで下さいました。今日は明日発売の新曲を皆さんにいち早くお届けします。神奈川県藤沢市にある江ノ島をご存じですか。 菅原都々子さんの「江の島悲歌 (エレジー)」という歌をご存じの方は60才を越えていますね。私はこの「江ノ島」をかねがね歌ってみたいと思っていましたら、このたび念願が叶ったので、とても嬉しいです。名古屋は私にとって縁起のいいところですから、今日はここからスタートするわけです。これから過酷な日々が続きます。ぜひ皆さん、後押しをよろしくお願いいたします。」と挨拶して、新曲「江ノ島ひとり」を軽やかな振り付けを交えながら大熱唱。
 江ノ島は、周囲4km、標高60mほどの陸繋島で、湘南を代表する景勝地である。神奈川県指定史跡・名勝、日本百景の地で、古くから観光名所となっている。
 カップリング曲の「水色のハンカチ」は「江ノ島ひとり」と同じ作曲家、同じ編曲家の作品でありながら趣がガラッと変わってロマン演歌。三代沙也可は作曲家 伊藤雪彦さんの門下生として、今までにたくさんの曲を歌唱してきた。伊藤雪彦さんは、髙木東六さんの「水色のワルツ」が大好きで、その辺りの想い出を三代沙也可の今回のカップリング曲に託した。シニアの年代の方々にはちょっぴり懐かしさが感じられる歌になっている。三代沙也可は、「『水色のハンカチ』もステキなんです」と紹介すると可憐な表情で熱唱。ロマンチックでいとしい想いが伝わってきた。
 NHK歌謡コンサートで歌った「 桜の川」、東日本大震災のときにできた応援歌「夢蕾」、花シリーズ第3弾の「倖せの花」、前作の「恋文しぐれ」を続けて熱唱し終わると、「江ノ島ひとり」の歌唱レッスンが始まった。
 歌詞の「わたしの恋は」の「わたし」はタンタン、「の」は短く、「恋」は深く、切なくですよ。そう説明したあと、三代沙也可は「さん、はい!」と掛け声をかけ、お客様が一斉に歌う。こんな調子の歌唱レッスンを懇切丁寧に行った。まるで歌謡教室にきているような雰囲気であった。一通りレッスンが終わると、「難しかった?私が、伊藤先生のレッスンをそのまま皆様にお伝えしましたよ。先生がここにいらっしゃったら、入場料350円ではなくてもっと高いかもしれませんよ。今日は得したと思って下さいね。皆さん、明日になったらこの歌を歌ってみたくなりませんか。男性の方は今のキーより一つ上げて、女性は一つ低くても良いと思いますよ。それでは一人で歌いますから皆さん、大合唱してくださいね。」と声がけして、新曲「江ノ島ひとり」を客席の方たちと一緒に大熱唱した。
 歌の奥ゆかしさを巧みに表現している振り付けとそれを際立たせる卓越した声の出し方に三代沙也可の歩んできた演歌道の神髄を見た思いがした。
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