トップページシンガープロ今までに発行してきたシンガープロ一覧表

角川博が東京・目黒雅叙園で60歳のバースデーディナーショー。五木ひろしらからお祝いのビデオメッセージも
 今年でデビュー38年目を迎え、最新シングル「雨の函館」(詞・田久保真見、曲・岡千秋、発売・キングレコード)がヒット中の演歌歌手・角川博(59)が22日、東京・目黒区の目黒雅叙園でバースデーディナーショーを開いた。
 今月25日で60歳の還暦を迎えるが、「60歳になるという実感は全くないですが、いまの声をこれからも維持しながら少しでも長く歌っていけたらいいなと思っています」とニッコリ。
 約200人の熱烈なファンが詰めかける中、「今日はようこそお集まりいただき、貴重な時間をいただきましてありがとうございます。私は涙を流すほうではありませんが、もう心の中では泣いております。今日は短い時間ですが、最後までよろしくお願い申し上げます」とあいさつし、新曲「雨の函館」をはじめ、同カップリング曲「あゝ…恋挽歌」、過去のヒット曲から「涙ぐらし」「嘘でもいいの」「許してください」「女のきもち」「伊豆の雨」などアンコールを含めて全19曲を熱唱。
 途中、特技のものまねで森進や五木ひろしなどを披露し、極めつけは故・美空ひばりさんの「みだれ髪」を自分の声も交えながらものまねで披露し、客席は大喜び。
 また、「雨の函館」を作曲した岡千秋さんがお祝いに駆けつけ、ピアノの弾き語りで自作の大ヒット曲「長良川艶歌」「河内おとこ節」を歌い、その後、新曲のカップリング曲「あゝ…恋挽歌」を作詞したRIEさんと「浪花恋しぐれ」を初デュエットしてステージを盛り上げた。
 最後にサプライズでバースデーケーキがプレゼントされ、驚きと喜びの表情を見せながらローソクの火を吹き消した。もう一つのサプライズとして、朝のワイドショー「スッキリ!!」の司会などで活躍中の加藤浩次をはじめ、ものまねタレント・コロッケ、演歌歌手・八代亜紀、同・鳥羽一郎、同・山本譲二、それに角川がよくものまねをする演歌歌手・五木ひろしからお祝いのビデオメッセージが届けられ、五木からは「僕は65歳になりましたが、60代っていいものですよ。角川博さんの 60代の歌、人生、そして奥さんとの二人三脚でこれからも頑張っていってください」と激励され、角川は「これからも頑張って皆さんにいい歌をお届けしたい」と感激していた。
 今年1月に個人事務所「角川事務所」を設立したが、「個人事務所を作ってから歌に対する気持ちが大きく変わりましたね。これまでは与えられた仕事として歌を歌うだけでよかったのですが、いまは経営的なことも考えなければならないので、歌に対してより責任が重くなっていますが、頑張れば頑張るだけ自分に跳ね返ってきますし、それがまた自分への励ましになることもあってか、いまは歌うことが楽しくて仕方ありません」と大張り切りだ。
 新曲も絶好調で、「シングルで三連のリズムの曲を出すのは初めてなので、最初は不安もありましたが、カラオケで歌ってくださる方がたくさんいらっしゃいますし、非常に評判がいいので、来年も頑張ってこの曲を大ヒットさせたい」と話していた。     (了)
 ◆ サンニュース/平成25年12月22日配信
月刊シンガープロ 月刊シンガープロ注文用紙シンガープロ