たったひとりのライブ in 名古屋

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レーモンド松屋

「たったひとりのライブ in 名古屋」が12月9日にライブハウスSPADE BOXで行われた。
2017年7月12日発売の新曲「真実・愛ホテル」は名古屋・栄をテーマにしている。レーモンド松屋は四国・愛媛県の出身。レーモンド松屋を象徴している楽曲「安芸灘の風」も「来島海峡」も「朝やけの二人」も四国と本州に囲まれた美しい瀬戸内海を題材にしている。エレキが効いたアップテンポのロック歌謡が心を踊らせ、優美で広大な絶景が目に飛び込んでくる状況は、気持ちをさらにハイテンションにしてくれる。音楽に酔う。陶酔する。レーモンド松屋が聴衆を惹きつけてやまない魅力はここにある。
 今回、題材が何故、名古屋なのか。何故、夜のネオン街なのか。レーモンド松屋の話によると、彼は学校を卒業して、初めて就職した会社がなんと愛知県刈谷市であったとのこと。これには驚いた。私は、レーモンド松屋は、愛媛で育ち、愛媛で就職し、愛媛で音楽活動を続けてこられたアーティストとばかり思っていたから。愛知県在住はたった一年間だったようだけど思い入れのある土地であったようである。また今回はファンの強い要望もあったので、名古屋・栄を題材にした楽曲を作られたようである。
 レーモンド松屋は幼い頃から音楽が大好きで、学校の授業で、歌の試験が大好きで、将来歌手になりたいと思っていたとのこと。中学生の時にベンチャーズと出会い、彼らのエレキソングに大きな衝撃を受けた。これがレーモンド松屋がエレキを弾き語る源泉だったように思われる。だから最初からロックスタイルではなく、歌のルートは昭和の名曲にあると語っていたことから幼少の頃は、演歌にも相当親しんでいたようである。
 疑問なのは、小学生の頃に歌手になりたいと思っていたのに、何故歌手デビューが遅がけの59才なのか。

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