ゲスト:結城さおり 第5回 2017年5月

  「結城さおり」はローマ字でyuuki saoriと書く。大物歌手、yuki saoriは、「由紀さおり」だから、キャンペーンを行うと、勘違いで「由紀さおり」と思って観覧に来られるお客もいるとか。
 彼女の芸名の「結城」の由来は、歌と結婚して、いつかお城を築きたい。そんな願いが叶えられるようにと名付けられたらしい。
 彼女は、三重県津市の生まれで、高校生のときに地元のテレビに出演したときに、当時のプロダクションの社長にスカウトされて上京。2009年12月にコロムビアから「哀しみ海岸」でデビューして、今年、8年目を迎えた。その間にシングルを4作品発売。新曲「宵待月」では、髪をショートカットしてイメージチェンジを図ったら、「雰囲気が若く見えるようになったね」とファンの方達から言われるようになったとのこと。
 さて、「宵待月」の作詞は幸田りえさんで、詩の内容がなかなか凝っている。主人公の女性が好きな男性を待ち続けるが、約束時間になっても彼が現れない。あれこれ彼のことを心配するけど、明日がピークの満月だから、必ず明日には彼が現れると幸田りえさんが諭す。歌詞は満月の前日の話なので、男性がでてこないが、必ず翌日の満月には現れるといった作詩家の意図が働いている点が実に面白い。
 そして、この新曲は歌いやすいともっぱらの評判で、彼女のお母さんも好んで歌っているし、カラオケ発表会でも多くの人が頻繁に歌っているとの事。
 カップリング曲は、「三十路四十路は生意気盛り」。今まで発売してきた歌のどれもが悲恋を歌ってきたので、今度は、明るい歌も歌いたいとコロムビアのディレクターに申し出たら、「さおりさんにぴったりの曲ができました」と持ってきた歌が、「三十路四十路は生意気盛り」。私は、こんな風に思われていたんだと思ったけど、「もう子供じゃないよ」と素直になれない自分にもあてはまるところがあるので、共感できるそうだ。そうは言っても、インタビューで受け答えする彼女は、とても明るく素直な女性。
 最後に、彼女は、「全国に羽ばたいていけるようにがんばります」と力強く抱負を語った。朗らかな彼女が大きく飛躍できるよう、ぜひ皆さん、応援しましょう。

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