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岩本公水が東京・浅草公会堂でデビュー20周年記念コンサートツアーのファイナルを 和太鼓に初挑戦。
江木俊夫とデュエットも
 今年でデビュー20年目を迎え、新曲「道の駅」(発売・キングレコード)が好調の演歌歌手・岩本公水(39)が17日、東京・台東区の浅草公会堂で「岩本公水20周年記念コンサート〜うたこまち〜」と銘打ったコンサートを開いた。
 10月5日の出身地・秋田県を皮切りに、同8日の鹿児島、同16日の北海道・札幌市、同23日の大阪、そしてこの日の東京と、全国5カ所で行ってきたコンサートツアーのファイナルで、浅草公会堂でのコンサートは初めて。
 この日を迎えて、「私は一度、デビュー10年目のときに歌の世界から離れた時間があったので、いまこうやって20年という時間を無事に元気に迎えられたことは本当に幸せだなと、奇跡みたいな時間だなと思いながらコンサートツアーをやらせていただきました。
今日はそのファイナルなので、自分の思いの丈をしっかり表現できるコンサートにしたいと、やる気満々です」と気合十分。
 約1000席の会場は、デビュー当時からの熱烈なファンで満席の中、「20年の節目の年にコンサートをさせていただけて、私は幸せ者だなと思います。今回は5カ所でコンサートがありまして、ここが5カ所目、今日が最後のコンサートです。最初は故郷の秋田から始まって、次は鹿児島に行きました。普通だったら九州なら福岡でと考える方が多いかもしれませんけれども、今回は何としてでも私の母の故郷・鹿児島でのコンサートをさせていただきたいなと思ってやらせていただきました。お一人、おひとりの愛情のお陰で、今日この日の幕が開きました。作っていただいた、与えていただいたこの時間を大事に1曲1曲歌わせていただきたいと思います」と笑顔であいさつ。
 約2カ月間にわたって猛練習を積んだ初チャレンジの和太鼓演奏のお披露目で幕を開け、船村徹さんが初めて彼女のために書き下ろした新曲「道の駅」をはじめ、1997年発売の第48回NHK紅白歌合戦初出場歌唱曲「涙唱」、最新アルバム「うたこまち〜昭和歌の語りべ〜」=昭和の名曲を全15曲収録したカバーアルバム=から「哀愁のからまつ林」「紅とんぼ」、船村メロディーから故・美空ひばりさんの「ひばりの佐渡情話」、北島三郎の「風雪ながれ旅」など全25曲を熱唱。
 途中、11歳のときに出場した「東西対抗ちびっこなつメロ歌合戦」の映像と、紅白出場の切符をかけて出場した「第7回NHK新人歌謡コンテスト」でグランプリを受賞(1997年)したときの映像などを紹介。
 また、彼女の母が若いころ大ファンだったというフォーリーブスの江木俊夫(62)がゲスト出演し、「他人のコンサートに応援に駆けつけたのは、生まれて初めてです」と言いながら2人で「見上げてごらん夜の星を」をデュエットしてステージに花を添えた。
 今回、和太鼓に初挑戦した理由は「何か皆さんにびっくりしていただけるような、勢いのあるようなことを始めにやらせてもらえたらなあと思って取り組んでみたから」だそうで、「太鼓って、ただ叩くだけじゃないんですね。本当に難しいものですね。生まれて初めて手に豆ができて、その豆から血が出るという経験を初めてしました」。
 今年1年を振り返って、「20年の節目の年にいろんな挑戦をさせていただき、それがちゃんとやってこられたのがすごくうれしくて、自信につながった1年でした」と満足そうな顔を見せ、今後は「長く続けている趣味に陶芸があるんですが、いつか自分自身の窯を持ちたいですし、その陶芸を皆さんに見ていただきながらコンサートができたらいいなと思っています」と話していた。  (了)
 ◆ サンニュース/平成26年11月17日配信
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