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 水城なつみ新曲「風未練」発売記念キャンペーンが、8月8日、鈴鹿ハンターで行われた。
 昨年のジャケット写真から判断する限り背が低くてぽっちゃりタイプのアーティストかなと思っていたが、実際に現れた彼女は、背がスラッと伸びたスマートなアーティストである。
 ポスターで見るよりハツラツとした、若干20才のフレッシュガールは、会場からの盛大な拍手で迎えられて、新曲「風未練」を熱唱披露。水色の優しい色合いの着物に、ローズピンクの帯がピシッと決まって、可愛らしさの中に芯の強さを感じた。深いビブラートを響かせた歌声は太く情熱的で、歌の合間にちょこんと膝を折り曲げてから、すっと真っ直ぐ立ち上がるポーズが可愛らしく、若さ溢れる歌唱姿に会場の人達は釘づけとなった。
 「皆さん、こんにちは。水城なつみです。今日は、鈴鹿にお招きいただきありがとうございます。少し雨が降ってきて、雨の中、風の中、おやつの時間にもかかわらず私のためにお集まりいただきありがとうございます。昨日から東海地区でラジオ収録や取材があって、お邪魔しております。昨年の5月22日にデビューしました。」と、挨拶のあとデビュー曲「泣いてひとり旅」、「夕焼け桟橋」を続けて熱唱。
 18才でデビューした水城なつみの「城」は、出身地 茨城県の「城」。彼女は高校卒業まで、弟と母、父、おじいちゃん、ひいおじいちゃん、ひいおばあちゃんと4世帯7人で暮らしていた事もあり、食事時は家族みんなで大きなテーブルを囲んで仲良く食事していたが、その後東京で一人暮らしを初めてからは、小さなテーブルで、たった一人で納豆かけごはん(茨城のソウルフード?)を食べるのが淋しくて、しかも毎日が緊張の連続で、ホームシックになりたくさん泣いたりもした。そうした中でキャンペーン等で応援に駆けつける皆様に励まされながら、何とか1年を乗り越えることができた。今年セカンドシングルを発売し、そのカップリング曲は、キングレコード大先輩のペギー葉山さんの大ヒット曲「南国土佐を後にして」。このような素晴らしい楽曲をわずかデビュー2年目で歌わせていただくことは、大変おこがましいことで、躊躇したようだが、でもこのチャンスを逃したら、二度とチャンスはやってこないと思い直し、カップリングに使わせていただいたとのこと。ちなみにこの曲は、昭和34年発売で今から55年も前の大ヒット曲。
 会場の皆さんは、誰も生まれていないと思います(笑)が、絶対に知っている曲だと思いますので、一緒に歌って下さいと会場を回りながら大熱唱。「近くで見ると、案外カワイイねって言われます(笑)」と、会場を盛り上げた。
 「南国土佐を後にして」を歌うにあたり、ペギー葉山さんのご自宅にご挨拶にお邪魔したとのこと。ペギー葉山さんは、「あなたみたいな若い子がこの歌を歌い継いでくれるということはとっても嬉しいわ。戦争に行った兵士さんたちが故郷の高知を思い、家族を思い、焚き火を囲みながら歌われた曲なのよ」と教えてくれた。たくさんの方たちの思いがつまったこの曲を歌わせていただくのは、本当に光栄のことだと心から思ったとのこと。ペギー葉山さんから、帰り際に、ご自分の帯締めを2本プレゼントしてくれたというエピソードを語り、「皆さん、この帯締めに注目していただきたいのですが、実はこれはペギーさんからいただいた帯締めではありません。そんな茶目っ気たっぷりの語りに場内は大爆笑!ペギーさんからいただいたのは冬の帯締め2本。私は、本当は毎日つけたいけれど、冬の着物を着ると、歌唱中に倒れてしまいそうなので、今日は夏の着物。これは私が買った帯締めです!冬になったら、お部屋に大事に飾ってあるペギーさんからいただいた帯締めを締め、ペギーさんからの思いも私からの思いもこの歌に詰まった沢山の方の思いも届けられるように一生懸命歌っていきたい。まだ火曜日と木曜日の夜8時からの仕事はないけれど、皆様に少しでも早くテレビからも応援していただけるようにがんばりますので、水城なつみを応援よろしくお願います。と結び、最後に再び「風未練」を大熱唱。
 「抱いて下さい 震える私」のフレーズからは女性の繊細な心情を感じ、 「今すぐ おしえて」のフレーズに迫力を感じる。
 デビュー2年目。これからますます大きく羽ばたいていくパワーを秘めた、素晴らしい歌声に将来性を感じた。      
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