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「第3回石見銀山歌謡祭」  世界遺産の町から響く歌声 永井裕子、井上由美子、池田輝郎、水城なつみなどが出演  島根県大田市
◆世界遺産石見銀山の島根県大田市の演歌専門CDショップ、歌の駅えんかを中心に構成されている石見銀山歌謡祭実行委員会主催の第3回石見銀山歌謡祭が、2014年7月13日、同市のサンレディー大田・ふれあいホールで開かれ、石見の国おおだ観光大使を務める永井裕子をはじめ井上由美子第池田輝郎、水城なつみ、なでしこ姉妹(永井裕子、井上由美子)といったキングレコードの歌手を中心に出演した。
 毎年恒例となった石見銀山歌謡祭は第1部はカラオケ大会、2部はスターパレード。今年は同市内などのカラオケサークルから推薦された歌自慢の31人がのどを競った。
2部では、「石見路ひとり」や「和江(わえ)の舟唄」など、石見のご当地ソングを歌って石見を第二の故郷とする永井裕子をメインに構成。
 出演歌手のトップを切ってステージに上がった永井に客席からは「お帰りなさい」の歓声に押されて歌ったのは「石見路ひとり」。
 永井はこの歌で初めてご当地ソングを歌っている。それをきっかけに後の「石見のおんな」を加えて石見3部作を歌うなど、石見は彼女を支える大切な土地となっている。
この日はこうした歌のほか最新曲の「勝負坂」や「玄海恋太鼓」「そして・・・雪の中」も披露。8月に出す新曲「郡上八幡おんな町」は、タイトルの披露たへけで歌唱はお預けだった。
 永井とはキングのチビッ子コンビとして知られるほか、なでしこ姉妹のデュオでも活躍する井上由美子は、新曲り「海峡吹雪」とそのカップリング曲「暖め鳥」のほか、「名も無い道」などを歌いラストは「うち好きやねん(よさこいバージョン)」で派手に呼ぶ子を鳴らしてステージ上で踊って見せた。
 なでしこ姉妹ではナデちゃんの名前で呼ばれる永井と大の仲良しの井上は「私も石見を勝手に第二のふるさとと決めています。おまけに観光大使も狙っているんですよ」と、会場を笑わせていた。
 井上は「シコちゃん(永井)と一緒にいると自分だけの10倍もの力がでます」と、ふたりのパワーをアピール。早速、なでしこ姉妹になって「東京スカイツリー音頭」などを歌った。
 デビュー2年目でこの歌謡祭参加に際して行動を共にしていたという水城なつみはデビュー曲「泣いてひとり旅」のほか、6月8日発売の新曲「風未練」、カップリンク曲「南国土佐を後にして」などを歌った。  「南国−−」は大先輩ペギー葉山のヒット曲であるが、あいさつに自宅を訪問した際に帯留めをもらったことなどのエピソードを披露していた。
 この日の出演者たちにとっては<お父さん>のような存在という池田輝郎は「3回連続でこの歌謡祭に出演させてもらっていますから、今回はふる里に帰ったような気持ちです」と話していた。  売行き好調な新曲「ネオン舟」やカップリング曲「霧島慕情」、そして前作の「男の意地」、デビューして初めて和服で歌った想い出の「花と龍」などを歌った。
 ステージ最後は永井が「勝負坂」を歌い、「第二のふるさとの石見の町でステージ立ててうれしいです。また来年も帰ってきます」と、元気いっぱいに話していた。
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