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キングレコードの佐々木新一、鏡五郎、池田輝郎の演歌ユニット
佐田鏡五一郎がクリスマスディナーショー
 キングレコード所属の実力派演歌歌手、佐々木新一(67)、鏡五郎(69)、池田輝郎(60)の男性3人による演歌ユニット「佐田鏡五一郎」(さだかがみ・ごいちろう)が14日、東京・港区の東京プリンスホテルでクリスマスディナーショーを開いた。
 同ユニットは、昨年11月に昭和歌謡の素晴らしさを現代に伝え、昭和を支えてきた現在の高齢者層に改めて敬意を表することをモットーに結成。同年11月23日に春日八郎、三橋美智也、村田英雄の名曲カバーを中心としたアルバム「あゝふるさとよ〜平成三人衆〜」(全18曲収録)、今年3月13日にシングル「あゝふるさとよ」を発売し、人気上昇中だ。
 この日は、今年1年活動してきた同ユニットの集大成として行った ステージで、約200人の熱烈なファンが詰めかける中、3人で「あゝ ふるさとよ」を歌ってオープニングの幕を開け、第1部は、池田が春日八郎メドレーから「赤いランプの終列車」「別れの一本杉」、鏡が村田英雄メドレーから「王将」「無法松の一生」、佐々木が三橋美智也メドレーから「哀愁列車」「おんな船頭唄」、第2部は、それぞれのオリジナル作品から池田が「雨の夜汽車」「伊万里の母」、鏡が「男ごころ」「黒髪しぐれ」、佐々木が「あの娘たずねて」「君が好きだよ」、新曲コーナーで、池田が「男の意地」、鏡が来年1月8日発売の「修善寺の宿」、佐々木が「柳葉魚(ししゃも)」などを熱唱。ファイナルは、再度、3人で「あゝふるさとよ」を歌い、全23曲のプログラムで楽しませた。
 佐々木は「今日は、3人そろっての初めてのディナーショーでした ので、3人そろうとどんなショーになるか楽しみながら歌えました。こ のユニットを土台にして自分自身も成長していければいいなと思いますし、僕は来年で50周年という大きな節目の年を迎えますので、佐田鏡五一郎共々、元気いっぱい頑張っていきたいですね」。
 鏡は「僕たち3人は、新ちゃん(佐々木)、いけてる(池田)と呼び合ってすごく仲がいいので、自分たちも楽しいですし、お客さんも楽しんでいただけるユニットだと思います。新ちゃんを中心にして非常にまとまっていますし、それぞれに特徴があって、特に新ちゃんは国宝級の声の持ち主ですから素晴らしいです。還暦老け面トリオと言って、みんな60歳を過ぎていますが、60代、70代、80代、90代と昭和を生きてきた方たちに喜んでいただけると思います。今回、着物=同じ柄で、佐田鏡五一郎と名前を記した色違いの着物=も新しく作りましたので、このユニットはずっと続くと思いますし、これからも長く活動していきたいですね」。
 池田は「「デビューしてようやく7年目が終わろうとしているんですけれど、佐々木新一さん、鏡五郎さんという大先輩の方とユニットを組ませていただいてラッキーな1年でした。いまいろんなところに行くと、佐田鏡五一郎の歌を聴きたいという声をたくさんいただきますので、来年はぜひこのユニットでコンサートツアーをやってみたいですね」と話していた。(了)
 ◆ サンニュース/平成25年12月14日配信
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