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 有明歌まつりが、10月13日に羽島市文化センター(岐阜県)で特別ゲストに畠山みどりさんをお招きして盛大に開催された。
 畠山みどりオンステージ、門下生の熱唱、加賀あすかの小林幸子そっくり歌謡ショー、歌大好き仲間の熱唱の数々で有明一朗 歌手生活45周年を盛大に祝った。
 有明一朗さんは現在、岐阜羽島に拠点を置いて歌手活動を展開している。有明一朗代表作に「倖せさがしに岐阜羽島」があるが、「倖せが岐阜羽島にあるんですか」との素朴な問いに、有明一朗は答える。「実は私は倖せをさがしに岐阜羽島にきたんです。熊本の阿蘇の山奥からはるばる歌手になることを夢みて上京して、ずっと東京にいたんですが、なかなか倖せが見つからなくて、そんなときに『岐阜羽島なら倖せがあるよ』と言われて、素直にやってまいりました。やっと倖せが掴めるところまできたんですが、すっと逃げて・・・。まだまだがんばれよということでしょうね」と。倖せってそんなものかもしれないけど、「有明先生に会えるから、私は岐阜羽島にくると倖せなんです」という熱烈なファンもいて、有明一朗さんはそういう意味で、倖せ者ではないでしょうか。
 有明一朗さんの歌声には魂が込められている。19才でキャバレー回りを始めて、東京でいろいろ苦労された経験が年を重ねるごとに熟して歌に命が吹き込まれ、様々な人間の感情、生き様がひしひしと伝わってくるので、心の奥まで響く。悲しいときは本当に悲しく、楽しい時は本当に楽しく感じさせる。
 有明一朗のピアノ引き語りは絶妙。デビュー曲「マリモの町よさようなら」、初めて作詞・作曲した「ごめんよ」、フランク永井の「おまえに」、石原裕次郎の「北の旅人」、美空ひばりの「みだれ髪」は、どれも重厚な響きのする歌声で、しんみり、しっとりと聴かせてくれた。
 ピアノから離れて、日本一のギターリスト斉藤功氏演奏のカラオケ音源で「俺のおふくろ」、「せめて親父と」「俺のふるさと」を熱唱披露。魂の宿る圧倒的な歌唱力は観客の心を惹きつけた。
 ゲストの加賀あすかオンステージでの小林幸子そっくり歌謡ショーは有明歌まつりに花を添えた。鮮やかな電飾衣装を身にまとった歌唱姿は大いに楽しませてくれた。「雪椿」、「越後絶唱」、「とまり木」、「もしかしてPARTⅡ」、美空ひばりの「人生一路」、「真っ赤な太陽」を大熱唱。最後は小林幸子の「おもいで酒」で締めた。
 特別ゲストの畠山みどりオンステージでは、「恋は神代の昔から」、「女侠一代」、「幸せさんよ 出ておいで」、「また逢いませ」、「出世街道」、「ツキツキ節」、「ちょうど時間となりました」を大熱唱。
 会場を回っているときに、「あれほどやせる本をだしてがんばっていたんですけど、ウェストも細いときは54センチでした。今はウェストはいくらぐらいでしょうか。でも皆さんいかがでしょう。畠山も74才を過ぎましたので、もうやせることより健康第一で歌ってもいいでしょうか。」と拍手大喝采を浴びた。
 特筆すべきは、畠山40周年記念曲の 「根っこのように」が、あっというまに1万枚売れたので、 改めて今年もう一回だそうと計画していること。それほど良い歌と絶賛する畠山みどり。「根っこのように」は有明一朗作詞、作曲の楽曲です。この歌は、心が躍る とっても素晴らしい歌。
 出演者全員の歌唱ステージが終わると、最後まで観覧していた観客がステージに上がって、全員で「誰にも気付かれないように」、「やっぱり演歌だね」を大熱唱。そして「倖せさがしに岐阜羽島」を大合唱して有明一朗祝福のフィナーレを飾った。
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