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 民謡日本一から演歌日本一を目指して発売したデビュー曲「南部蝉しぐれ」(詞・久仁京介、曲・四方章人)=キングレコードから昨年10月24日発売=が、オリコン演歌ランキング1位を獲得し、現在、11万枚を突破してロングヒット中の福田こうへい(36)が18日昼2回、東京・台東区の浅草公会堂で「福田こうへい ファーストコンサート〜その㈼〜」と銘打ったコンサートを開いた。  さる6月12日に東京・渋谷区文化総合センター大和田・さくらホールでファーストコンサートを行い、今回がその第2弾。
 昼2回公演で約2000人の中高年ファンが詰めかけ、熱い声援が飛び交う中、「最後まで一生懸 命、フルパワーで歌わせていただきます。ご覧の通り(背は)小さいんですけれども、声と魂の声は 大きく響かせたいと思っております。今日は、生まれたときから聴いた歌謡曲、演歌、そして民謡を 歌わせていただきますので、皆さん、気持ちを楽にして聴いてください」と挨拶。
 デビュー曲「南部蝉しぐれ」をはじめ、同カップリング曲「風やまず」、ファーストアルバ「響〜 南部蝉しぐれ〜」(5月8日発売)に収録のカバー曲から「おゆき」「帰ってこいよ」、尊敬する故・三橋美智也さんのヒットメドレーから「おんな船頭唄」「哀愁列車」「達者でナ」、人気フリーアナウンサー・徳光和夫さんのナレーションと歌にちなんだ映像をバックに昭和の名曲から故・春日八郎さんの「別れの一本杉」、故・井沢八郎さんの「ああ上野駅」、千昌夫の「望郷酒場」、それに民謡「南部牛追唄」など全13曲を熱唱。
 アンコールでは「大利根無情」と「南部蝉しぐれ」を披露し、「この情景を死んだおやじやおじいちゃん、おばあちゃんにも見せたいなという気持ちでいっぱいです。 これからは皆さんのために一生懸命、響きのある歌を歌っていきたい」と、満員の客席に向かって感 謝の気持ちをアピールし、「今日は、初めて浅草公会堂で歌わせていただきましたが、来てくださったお客さまの中で、震えが止まらないとか、鳥肌が立ったとか、元気をもらえる声だなどと言っていただいたのが非常にうれしくて、小さいころから歌は好きでしたけれど、そういう方のために歌手として生まれてきたのかなと最近は思います。初めて来てくださった方にはもちろん、何回も重ねて来てくださる方には、毎回毎回、同じ声の響きを渡らせて、一生懸命、魂で歌っていきたいなと思います」と話していた。
 また、2回目の公演が始まる前には、日本レコード協会から7月10日付で「南部蝉しぐれ」がゴールドディスク「GOLD SINGLE」に認定=正味出荷枚数10万枚を超えたアルバム&シングル作品に贈られる賞=され、その記念の楯をこの日、初めて手にした彼は「一刻も早く(郷里・岩手県盛岡市在住の)おじいちゃん、おばあちゃんに見せたいですね。この賞は、1枚1枚、1カ所1カ所の大事さを固めた勲章だと思います。これからも1カ所1カ所、1日1日を一生懸命やっていきたい」と感激していた。  (了)
◆ サンニュース/平成25年9月18日配信
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